旅行や出張の準備をしているとき、航空会社の案内にある「モバイルバッテリーは100Whまで」という表記を見て戸惑ったことはありませんか?
「市販のモバイルバッテリーにはmAhとしか書いていないけれど、100Whって何mAhのこと?」
「20000mAhや30000mAhのバッテリーは飛行機に持ち込めるの?」
「スーツケースに入れて預け入れ荷物にしてもいい?」
「2026年4月からの新しい航空ルールはどう変わった?」
といった疑問を抱えている方も多いはずです。
結論から言うと、一般的なリチウムイオン電池(定格電圧3.7V)において100Whは「約27,027mAh(約27000mAh)」に相当します!
つまり、定番の10000mAhや20000mAhはもちろん、ノートPC充電用の24000mAh〜27000mAhクラスのバッテリーまで、すべて「100Wh以下」として飛行機の手荷物に持ち込むことが可能です。
この記事では、WhとmAhの換算計算式、容量別の早見表、国内線・国際線における飛行機持ち込みルール、2026年4月の航空法改正による重要変更点(機内充電禁止・手元保管ルール)まで徹底解説します。
- モバイルバッテリーの100Whが表す容量(約27,027mAh)とWh⇔mAhの簡単な換算計算式
- 5000mAh〜30000mAhの容量別Wh換算早見表と持ち込み可否の判定基準
- 預け入れ荷物(スーツケース)全面禁止の理由と機内持ち込み個数制限のルール
- 2026年4月法改正対応!機内での充電禁止・座席ポケット手元保管・ショート防止対策
モバイルバッテリー100WhのmAh換算と目安

航空会社の規定では「Wh(ワット時定格量)」が基準になっていますが、私たちが普段目にするバッテリーの多くは「mAh(ミリアンペアアワー)」で表記されています。
まずは、手持ちのモバイルバッテリーが100Wh以下なのかどうかを簡単に計算する方法と、容量別の換算目安を確認していきましょう。
100Whは約27000mAh!簡単な計算式と換算の仕組み
電力量(Wh)とバッテリー容量(mAh)の換算は、バッテリーの「定格電圧(V)」を使って計算します。
WhとmAhの計算式
・電力量(Wh) = 定格電圧(V) × バッテリー容量(mAh) ÷ 1000
・バッテリー容量(mAh) = 電力量(Wh) ÷ 定格電圧(V) × 1000
※モバイルバッテリーに内蔵されている一般的なリチウムイオン電池の定格電圧は「3.7V」です。
この式に100Whを当てはめると、100Wh ÷ 3.7V × 1000 = 27,027.02...mAh となり、約27,027mAh(約27000mAh)が100Whの上限ラインとなります。
容量別Wh換算早見表(5000mAh〜40000mAh)
市販されている主要なモバイルバッテリーの容量が、何Whに相当するのか一覧表でまとめました。
| バッテリー容量(mAh) | Wh換算値(3.7V基準) | 航空会社基準での区分 | 主な用途と特徴 |
|---|---|---|---|
| 5,000mAh | 約18.5Wh | 100Wh以下(余裕でOK) | 超小型・軽量、スマホ約1回分 |
| 10,000mAh | 約37.0Wh | 100Wh以下(余裕でOK) | 最も人気の定番サイズ、スマホ約2回分 |
| 20,000mAh | 約74.0Wh | 100Wh以下(余裕でOK) | 旅行・出張向け大容量、タブレット併用 |
| 24,000mAh | 約88.8Wh | 100Wh以下(持ち込みOK) | ノートPC急速充電対応モデル |
| 27,000mAh | 約99.9Wh | 100Wh以下(上限ギリギリOK) | 機内持ち込み最大級、MacBookフル充電 |
| 30,000mAh | 約111.0Wh | 100Wh超〜160Wh以下(個数制限あり) | 超大容量、1人最大2個まで |
| 40,000mAh | 約148.0Wh | 100Wh超〜160Wh以下(個数制限あり) | 非常用・長期滞在、1人最大2個まで |
表の通り、日常生活や出張で広く使われている20000mAh以下のモデルは、すべて100Whを大きく下回っているため安心して機内に持ち込むことができます。
◆ワンポイントアドバイス
ノートPC用の高出力大容量バッテリー(約27000mAh)の多くが「99.9Wh」と表記されているのは、この「100Wh以下」の航空規制をクリアするために意図して設計されているからなんですよ!
100Whモバイルバッテリーの飛行機ルール

モバイルバッテリーは飛行機に持ち込む際、一般的な電子機器とは異なる非常に厳格な安全基準が適用されます。
空港の保安検査場で止められたり没収されたりしないために、最新のルールと注意事項をしっかり把握しておきましょう。
預け入れ(スーツケース)は全面禁止!必ず機内持ち込み手荷物へ
最も重要なルールは、「モバイルバッテリーは絶対にスーツケース等の預け入れ荷物に入れてはいけない」という点です。
なぜ預け入れが禁止されているのか?
・火災の早期発見が不可能:飛行機の貨物室で万が一リチウムイオン電池が発火した場合、初期消火が間に合わず重大事故につながるため。
・客室なら即座に対処可能:客室乗務員や乗客が異変にすぐ気づき、専用の消火バッグ等で安全に冷却・対処できます。
※預け入れ荷物にバッテリーを入れると、X線検査で引っかかり、荷物を開けられて没収・呼び出しされる原因になります。
2026年4月からの新共通ルール(機内充電禁止・手元保管)
国土交通省および航空各社の統一ガイドラインにより、2026年4月24日からモバイルバッテリーの取り扱いに関する法改正ルールが施行されています。
2026年4月以降の最新重要ルール
1. 機内での充電禁止:飛行機内での「モバイルバッテリーを使ったスマホ充電」および「モバイルバッテリー本体への充電」は禁止されています。スマホの充電は機内のUSB電源・コンセントを利用してください。
2. 座席上収納棚への収納禁止:頭上の荷物棚に入れず、座席ポケットや足元の手荷物など、常に手元で状態を確認できる場所で保管してください。
3. 端子のショート防止措置:端子に絶縁テープを貼るか、個別の保護ケースやポーチに収納して金属類と接触しないようにしてください。
4. 持ち込み個数制限:多くの航空会社で「160Wh以下は1人2個まで」などの制限が設けられています。
空港検査で没収されないためのチェックポイント
海外の空港や厳格な保安検査場では、バッテリー本体の表示が確認できない場合に持ち込みを拒否(没収)されることがあります。
出発前の事前チェックリスト
・本体の文字かすれ確認:裏面の「Wh」「mAh」「V」の印字が擦れて消えていないか確認する。
・PSEマークの確認:日本国内で流通している正当な安全認証(PSEマーク)があるか確認する。
・破損・膨張の有無:本体が少しでも膨らんでいたり外装が割れているものは、安全上の理由から絶対に飛行機に持ち込まない。
モバイルバッテリー100Whのよくある質問(FAQ)
Q1. 100Whのモバイルバッテリーは何mAhに換算できますか?
一般的なリチウムイオン電池の電圧3.7Vで計算した場合、100Whは約27,027mAh(約27000mAh)になります。
Q2. 20000mAhのモバイルバッテリーは飛行機に持ち込めますか?
はい、持ち込めます。20000mAhは約74Whとなり、100Wh以下の基準をクリアしているため、機内持ち込み手荷物として問題なく持ち込み可能です(預け入れは不可)。
Q3. 飛行機の中にモバイルバッテリーは何個まで持ち込めますか?
100Wh以下のバッテリーは個数制限が緩やかですが、2026年4月の新ルール以降、多くの航空会社で「1人2個まで」という運用が一般的になっています。利用する航空会社の最新規定を事前にご確認ください。
Q4. 飛行機の座席でモバイルバッテリーを使ってスマホを充電してもいいですか?
2026年4月24日のルール改正以降、航空安全上の理由から機内でのモバイルバッテリーによる給電・充電は原則として禁止されています。機内に備え付けられたUSBポートやACコンセントをご利用ください。
モバイルバッテリー100whの規定を正しく把握して快適な空の旅を
今回は、「モバイルバッテリー 100Wh」のmAh換算(約27000mAh)、容量別の換算早見表、飛行機への機内持ち込みルールと最新の法改正ポイントについて徹底解説しました。
100Whという基準を正しく理解していれば、普段使っているスマホ用バッテリーからノートPC用のハイスペック大容量モデルまで、安心して旅行や出張に携帯することができます。
ぜひ出発前に手持ちの「モバイルバッテリー 100wh」の容量とショート防止対策を確認し、安全で快適なフライトをお楽しみくださいね!

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