「充電したいのに、カバンの中でケーブルが絡まって取り出せない…」 「スマホとモバイルバッテリーを重ねて持つと、ケーブルが邪魔で操作しにくい…」
スマートフォンが手放せない現代において、多くの人がモバイルバッテリーを携帯していますが、同時にケーブルの煩わしさを感じているのではないでしょうか。
そんな悩みを一挙に解決してくれるのが、**ケーブル不要で充電できる「コードレスモバイルバッテリー」**です。
コードレスモバイルバッテリーは、置くだけで充電できる「ワイヤレス充電(Qi)」や、iPhoneユーザーにはおなじみの「MagSafe」に対応しており、スマートフォンにピタッとくっつけてスマートに充電できます。
この記事では、プロのガジェットブロガーである私が、2025年の最新情報をもとに、コードレスモバイルバッテリーの選び方から、Ankerなどの人気メーカーのおすすめ製品まで、徹底的に解説します。
この記事を読めば、あなたのライフスタイルに最適な一台が必ず見つかり、ケーブルのストレスから解放された快適な毎日が手に入ります。
【2025年最新】コードレス(ワイヤレス)モバイルバッテリーおすすめの選び方と注意点

コードレスモバイルバッテリーは非常に便利ですが、購入前に知っておくべきポイントがいくつかあります。ここでは、基本的な選び方からデメリット、トラブル対処法まで詳しく解説します。
コードレス(ワイヤレス)モバイルバッテリーのデメリットとは?
手軽で便利なコードレスモバイルバッテリーですが、いくつか知っておきたいデメリットも存在します。
- 充電速度が有線に劣る場合がある ワイヤレス充電は、有線接続に比べて電力の伝送効率が若干劣るため、充電スピードが遅くなる傾向があります。ただし、最近のモデルは技術が向上し、実用上十分な速度が出るものがほとんどです。急いで充電したい場面が多い方は、USB-Cポートなどからの有線急速充電にも対応したモデルを選ぶと安心です。
- 充電中に発熱しやすい ワイヤレス充電は「電磁誘導」という技術を利用しており、その仕組み上、有線充電よりも熱を持ちやすい特性があります。特に夏場の車内など、高温な環境での使用には注意が必要です。多くの製品には安全装置が内蔵されていますが、熱がこもらないように風通しの良い場所で使うなどの配慮をすると良いでしょう。
- 位置がずれると充電が止まる ワイヤレス充電は、スマートフォンとモバイルバッテリーの充電コイルの位置が合っていないと、充電が開始されなかったり、途中で止まってしまったりします。このデメリットを解決するのが、後述する「MagSafe」対応モデルです。磁力で正しい位置に固定されるため、充電効率が落ちる心配がありません。
- 有線タイプより価格が高め 同じ容量のモバイルバッテリーで比較した場合、ワイヤレス充電機能を搭載しているモデルは、有線専用モデルに比べて価格がやや高くなる傾向があります。しかし、その価格差を補って余りある利便性があるため、多くのユーザーに選ばれています。
MagSafe対応が鍵!「くっつく」ことのメリット
iPhone 12シリーズ以降のユーザーにとって、コードレスモバイルバッテリー選びの最大のポイントは**「MagSafe(マグセーフ)」**に対応しているかどうかです。
MagSafeは、iPhoneの背面に内蔵された磁石を利用して、対応アクセサリーをピタッと正確な位置にくっつける技術です。
MagSafe対応モバイルバッテリーには、以下のような大きなメリットがあります。
- 位置ずれの心配がない: 強力な磁石で正しい充電位置に吸い付くように固定されるため、「朝起きたら充電できていなかった…」といった失敗がありません。
- 充電しながら操作しやすい: スマートフォンとバッテリーが一体化するため、ケーブルが邪魔にならず、充電しながらの通話や動画視聴、ゲームプレイが非常に快適になります。
- 安定した充電効率: 常に最適な位置で充電されるため、ワイヤレス充電の効率を最大限に引き出すことができます。
iPhoneユーザーであれば、MagSafe対応モデルを選ぶことで、コードレスの利便性を最大限に享受できるでしょう。
iPhoneユーザー必見!MagSafe対応モデルの選び方
MagSafe対応モデルを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 磁力: 製品によって磁力の強さが異なります。持ち歩いてもズレにくい、強力な磁石を搭載したモデルがおすすめです。レビューなどを参考にすると良いでしょう。
- サイズと形状: iPhoneのカメラ部分に干渉しないか、持ったときに手にフィットするかなどを確認しましょう。特に小型のiPhone miniシリーズを使っている方は注意が必要です。
- パススルー充電対応: モバイルバッテリー本体を充電しながら、同時にスマートフォンもワイヤレス充電できる「パススルー充電」に対応していると、充電器が一つで済み、非常に便利です。
ワイヤレスで充電できない?考えられる原因と対処法
いざ使おうとしたときに「ワイヤレス充電ができない」というトラブルも考えられます。その主な原因と対処法は以下の通りです。
| 原因 | 対処法 |
| スマートフォンのケースが厚すぎる | ワイヤレス充電は5mm程度までの厚みのケースなら対応できることが多いですが、金属製のケースや、手帳型ケースのカード入れにICカードなどが入っていると反応しない場合があります。一度ケースを外して試してみましょう。 |
| 充電位置がずれている | MagSafe非対応のモデルの場合、コイルの位置がずれている可能性があります。スマートフォンの中心とバッテリーの中心を合わせるように、少しずつ位置を調整してみてください。 |
| 異物を検知している | スマートフォンとバッテリーの間に金属製のクリップや鍵などがあると、安全機能が働き充電が停止します。間に何もないことを確認してください。 |
| バッテリー本体の残量不足 | モバイルバッテリー自体の充電が切れている可能性もあります。インジケーターで残量を確認し、必要であればバッテリー本体を充電しましょう。 |
| スマートフォンまたはバッテリーの不具合 | 上記を試しても改善しない場合、スマートフォンやモバイルバッテリー本体の故障も考えられます。スマートフォンの再起動や、他のワイヤレス充電器で試すなどして原因を切り分けましょう。 |
購入前にチェック!ワイヤレス充電の対応機種
コードレスモバイルバッテリーの多くは、**「Qi(チー)」**というワイヤレス充電の国際標準規格に対応しています。お使いのスマートフォンがQiに対応していれば、メーカーを問わず利用できます。
主な対応機種(2025年9月時点)
- Apple iPhone:
- iPhone 8シリーズ以降の全モデル
- iPhone 12シリーズ以降はMagSafe充電に対応
- Google Pixel:
- Pixel 3シリーズ以降の多くのモデル
- Samsung Galaxy:
- Galaxy S8シリーズ以降の多くのフラッグシップモデル
- Sony Xperia:
- Xperia 1 V, Xperia 5 V など一部のフラッグシップモデル
- その他:
- AQUOS、OPPO、XiaomiなどのQi対応モデル
最新の対応状況については、お使いのスマートフォンの公式サイトなどで確認することをおすすめします。
【シーン別】おすすめのコードレス(ワイヤレス)モバイルバッテリー徹底比較

ここからは、具体的な利用シーンに合わせて、おすすめのコードレスモバイルバッテリーを紹介します。信頼のAnker製品から、小型・薄型モデル、大容量モデルまで、あなたのニーズに合う一台がきっと見つかります。
絶大な信頼感!Ankerのおすすめコードレスモバイルバッテリー
モバイルバッテリーの代名詞ともいえるAnker。高い品質と優れたサポート体制で、多くのユーザーから絶大な支持を得ています。AnkerのMagSafe対応(Anker MagGoシリーズ)バッテリーは特に人気が高く、どれを選んでも間違いのない製品ばかりです。
Anker 622 Magnetic Battery (MagGo)
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 5000mAh |
| ワイヤレス出力 | 最大7.5W |
| ポート | USB-C (入出力) |
| サイズ | 約105 x 67 x 13 mm |
| 重さ | 約140g |
| 特徴 | 折りたたみ式スタンド搭載、豊富なカラーバリエーション |
「とりあえず迷ったらコレ」と言える定番モデルです。5000mAhの容量は、iPhoneを約1回弱充電でき、日常使いには十分。最大の特徴は、折りたたみ式のスタンドを内蔵していること。外出先のカフェなどで、動画を見ながら充電するといった使い方ができ、非常に便利です。カラーバリエーションも豊富で、お持ちのiPhoneの色に合わせられるのも嬉しいポイントです。
Anker 335 Power Bank (PowerCore 20000)
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 10000mAh |
| ワイヤレス出力 | 最大7.5W |
| ポート | USB-C (入出力)、USB-A (出力) |
| サイズ | 約109 x 69 x 20 mm |
| 重さ | 約245g |
| 特徴 | 10000mAhの大容量、3台同時充電可能 |
※注:このモデルはMagSafeの磁力吸着機能はありません。Qiワイヤレス充電対応です。 大容量と利便性を両立したい方におすすめなのがこちら。10000mAhの大容量で、iPhoneを約2回満充電にできます。ワイヤレス充電に加えてUSB-CとUSB-Aポートも備えており、合計3台のデバイスを同時に充電可能。友人や家族とバッテリーをシェアする場面でも活躍します。
Anker 633 Magnetic Battery (MagGo)
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 10000mAh |
| ワイヤレス出力 | 最大7.5W |
| ポート | USB-C (入出力)、USB-A (出力) |
| サイズ | 約107 x 66 x 18 mm |
| 重さ | 約218g |
| 特徴 | MagSafe対応、大容量、折りたたみ式スタンド搭載 |
Anker 622の上位モデルで、容量が10000mAhに倍増。iPhoneを約1.5回以上充電できる安心の容量と、便利な折りたたみ式スタンドを両立しています。少し厚みと重さは増しますが、外出時間が長い方や、バッテリー残量を気にせずスマートフォンを使いたい方にとっては最高の選択肢となるでしょう。パススルー充電にも対応しています。
持ち運びやすさ重視!小型・軽量なコードレスモバイルバッテリーおすすめ
「カバンやポケットに気軽に入れて、いつでも持ち歩きたい」そんな方には、小型・軽量モデルがおすすめです。
CIO-MB5000-MAG
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 5000mAh |
| ワイヤレス出力 | 最大10W (MagSafeは7.5W) |
| ポート | USB-C (入出力) |
| サイズ | 約92 x 64 x 15 mm |
| 重さ | 約135g |
| 特徴 | クレジットカードとほぼ同じコンパクトサイズ、スタンド機能 |
日本のガジェットメーカーCIOの製品。クレジットカードとほぼ同等のコンパクトなサイズ感が最大の特徴です。小型ながらスタンド機能も搭載しており、使い勝手も抜群。iPhone 13 miniなどの小型モデルでもカメラに干渉しにくく、スマートに持ち運べます。
Belkin BOOST↑CHARGE Magnetic Wireless Battery 5000
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 5000mAh |
| ワイヤレス出力 | 最大7.5W |
| ポート | USB-C (入出力) |
| サイズ | 約94 x 64 x 17 mm |
| 重さ | 約150g |
| 特徴 | Apple公式ストアでも取り扱いのある信頼性、パススルー充電対応 |
Apple製品の高品質なアクセサリで定評のあるBelkinのMagSafe対応バッテリー。Apple公式が認める品質と安全性は大きな魅力です。シンプルなデザインで、どんな色のiPhoneにもマッチします。パススルー充電にも対応しており、自宅では充電ステーションとしても活躍します。
ポケットにすっぽり!薄型コードレスモバイルバッテリーおすすめ
スーツのポケットや小さなバッグにもスマートに収納したい方には、薄型モデルが最適です。
Anker 621 Magnetic Battery (MagGo)
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 5000mAh |
| ワイヤレス出力 | 最大7.5W |
| ポート | USB-C (入出力) |
| サイズ | 約105 x 67 x 11.5 mm |
| 重さ | 約129g |
| 特徴 | Anker MagGoシリーズ最薄モデル、シンプルなデザイン |
Anker 622からスタンド機能を取り除くことで、約11.5mmという薄さを実現したモデルです。スタンドは不要で、とにかく薄さと軽さを追求したい方におすすめ。強力なマグネットでしっかりとiPhoneに固定され、充電しながらでも操作感を損ないません。
MOFT Snap バッテリーパック
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 3400mAh |
| ワイヤレス出力 | 最大7.5W |
| ポート | USB-C (入力) |
| サイズ | 約96 x 65 x 9 mm |
| 重さ | 約105g |
| 特徴 | 圧倒的な薄さ・軽さ、MOFT製品との連携 |
スマホスタンドで有名なMOFTのバッテリー。容量は3400mAhと少なめですが、厚さ約9mm、重さ約105gという驚異的なスリムさが魅力です。MOFTのスマホスタンドと重ねて使えるように設計されており、MOFTユーザーには特におすすめ。緊急用として、つけていることを忘れるくらいスマートに持ち歩きたい方に最適です。
安心の大容量!10000mAhクラスのコードレスモバイルバッテリーおすすめ
旅行や出張、長時間の外出など、バッテリー切れの心配をしたくない方には、10000mAhクラスの大容量モデルが頼りになります。
Anker 633 Magnetic Battery (MagGo)
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 10000mAh |
| ワイヤレス出力 | 最大7.5W |
| ポート | USB-C (入出力)、USB-A (出力) |
| サイズ | 約107 x 66 x 18 mm |
| 重さ | 約218g |
| 特徴 | MagSafe対応、大容量、折りたたみ式スタンド搭載 |
前述しましたが、大容量モデルの代表格として改めて紹介します。MagSafe対応でピタッとくっつき、スタンドにもなる利便性と、10000mAhという安心感を両立した、まさに「全部入り」のモデル。これ一台あれば、日常使いから旅行まで、あらゆるシーンで活躍すること間違いなしです。
CIO-MB10000-MAG
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 10000mAh |
| ワイヤレス出力 | 最大10W (MagSafeは7.5W) |
| ポート | USB-C (入出力) |
| サイズ | 約92 x 64 x 22 mm |
| 重さ | 約210g |
| 特徴 | 10000mAhクラスでは最小級のコンパクトさ |
CIOの10000mAhモデルは、大容量ながら非常にコンパクトな設計が魅力です。Anker 633よりも高さが抑えられており、より持ち運びやすいサイズ感になっています。スタンド機能はありませんが、純粋にコンパクトな大容量MagSafeバッテリーを求めている方には最適な選択肢です。
Anker 3-in-1 Cube with MagSafe
| スペック | 詳細 |
| 容量 | – (充電ステーション) |
| ワイヤレス出力 | iPhone: 最大15W, Apple Watch: 最大5W, AirPods: 最大5W |
| ポート | USB-C (入力) |
| サイズ | 約60 x 60 x 60 mm |
| 重さ | 約410g |
| 特徴 | iPhone, Apple Watch, AirPodsを3台同時充電、コンパクトに折りたためる |
番外編として、自宅や旅行先での利用に最適な充電ステーションを紹介します。これはモバイルバッテリーではありませんが、「コードレス充電」という文脈で非常に優れた製品です。キューブ状の本体を展開すると、iPhone、Apple Watch、AirPodsを同時にワイヤレス充電できます。特にiPhoneへはMagSafeの最大出力である15Wで高速充電が可能です。旅行の荷物をこれ一つでスマートにまとめたい方におすすめです。
まとめ:モバイルバッテリー コードレス おすすめ
今回は、ケーブルの煩わしさから解放してくれる「コードレスモバイルバッテリー」について、選び方のポイントからシーン別のおすすめ製品まで詳しくご紹介しました。
最後にもう一度、あなたの目的に合ったモデルを選ぶためのポイントをおさらいします。
- iPhoneユーザーで利便性を最優先するなら: 間違いなく**「MagSafe対応」**モデルがおすすめです。Anker 622やAnker 633はスタンド機能もあり、あらゆるシーンで活躍します。
- とにかく身軽に持ち歩きたいなら: CIOやBelkin、Anker 621などの**「小型・軽量・薄型」**モデルを選びましょう。5000mAhあれば、いざという時の充電には十分です。
- 旅行や出張が多く、バッテリー残量を気にせず過ごしたいなら: Anker 633やCIOの**「10000mAh大容量」**モデルが安心です。スマートフォンを複数回充電できるパワーがあります。
コードレスモバイルバッテリーは、一度使うと手放せなくなるほど快適なガジェットです。この記事を参考に、あなたのスマートフォンライフをよりスマートで快適なものに変える、最適な一台を見つけてください。
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