「外出先でiPhone SEの充電が切れそう…」 「コンパクトなiPhone SEに合う、持ち運びやすいモバイルバッテリーが欲しい」
ホームボタンの安心感と片手で操作できるコンパクトさで、今もなお高い人気を誇るiPhone SEシリーズ(第3世代/第2世代)。しかし、最新のiPhoneに比べてバッテリー容量が少ないため、外出先でのバッテリー切れに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
モバイルバッテリーがあれば、そんな悩みも一気に解決します。カフェでの休憩中、移動中の電車内、旅行先など、コンセントがない場所でも手軽にiPhone SEを充電でき、安心して1日を過ごせます。
この記事では、数多くのガジェットをレビューしてきた専門家の視点から、iPhone SEユーザーに最適なモバイルバッテリーの選び方を徹底解説。さらに、最新の人気モデルから厳選したおすすめ製品を「容量別」「機能別」に詳しくご紹介します。
この記事を最後まで読めば、あなたの使い方にぴったりの一台が必ず見つかります。もうバッテリー残量を気にする生活から解放されましょう!
iPhone SEシリーズに最適なモバイルバッテリーの選び方

モバイルバッテリーと一言で言っても、容量やサイズ、機能は多種多様です。iPhone SEの性能を最大限に引き出し、快適に使うためには、いくつかのポイントを押さえて選ぶ必要があります。ここでは、失敗しないための選び方を4つのポイントに分けて詳しく解説します。
容量で選ぶ!iPhone SEを何回フル充電できる?
モバイルバッテリー選びで最も重要なのが「バッテリー容量」です。容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」という単位で表され、この数値が大きいほど多くの電力を蓄えられます。
まず、お使いのiPhone SEのバッテリー容量を知っておきましょう。
- iPhone SE (第3世代): 2,018mAh
- iPhone SE (第2世代): 1,821mAh
ただし、モバイルバッテリーの容量がそのまま100%充電に使われるわけではありません。電力の変換ロスがあるため、実際に使えるのは表記容量の約60%〜70%程度と考えておくのが一般的です。
これを踏まえて、主要な容量ごとにiPhone SE(第3世代)を何回充電できるかの目安を見てみましょう。
| モバイルバッテリーの容量 | 実効容量(約60%と仮定) | iPhone SE (第3世代)を充電できる回数(目安) | おすすめの利用シーン |
| 5,000mAh | 約3,000mAh | 約1.5回 | 通勤・通学、半日程度の外出 |
| 10,000mAh | 約6,000mAh | 約3回 | 終日の外出、短い旅行、他のデバイスも充電 |
| 20,000mAh | 約12,000mAh | 約6回 | 長期旅行、出張、災害時の備え |
5,000mAhクラス:コンパクトさ重視の普段使いに
毎日持ち歩くなら、軽くてかさばらない5,000mAhクラスが最適です。「あと少しだけ充電が持てばいい」というシーンで活躍し、iPhone SEを1回以上フル充電できるので、普段使いには十分な容量です。
10,000mAhクラス:安心感と携帯性のバランス型
終日の外出や、iPhone SE以外にもイヤホンなどを充電する可能性があるなら、10,000mAhクラスが最もバランスが取れていておすすめです。2〜3回フル充電できる安心感がありながら、カバンに入れても邪魔になりにくいサイズの製品が多く、最も人気の高い容量帯です。
20,000mAh以上の大容量クラス:旅行や災害時にも
数日間の旅行や出張、あるいは万が一の災害時の備えとして考えるなら、20,000mAh以上の大容量モデルが頼りになります。iPhone SEを何度も充電できるだけでなく、iPadやノートPCまで充電できるパワフルな製品もあります。ただし、容量に比例してサイズが大きく、重くなる点には注意が必要です。
サイズと重量で選ぶ!コンパクトさを重視しよう
iPhone SEの最大の魅力は、そのコンパクトさと軽さです。せっかく本体がコンパクトなのに、モバイルバッテリーが大きくて重くては本末転倒です。
特に5,000mAhクラスのモバイルバッテリーには、口紅ほどのサイズのスティック型や、クレジットカードより一回り大きい程度のカード型など、ポケットに入れても気にならない製品が多くあります。
選ぶ際には、製品ページの仕様欄で「サイズ(寸法)」と「重量」を必ずチェックしましょう。
- スティック型: 細長くて握りやすく、バッグの隙間に収納しやすい。
- カード型: 薄くて平たいので、ポケットやサコッシュに入れやすい。
- スマートフォン重ね持ち型: iPhone SEと重ねて持っても操作しやすいサイズ感。
重量の目安としては、200g以下であれば、持ち運びの負担になりにくいでしょう。これは、iPhone SE (第3世代)の重量(144g)と合わせても、多くの最新スマートフォンより軽いレベルです。
充電規格とポートで選ぶ!Lightning?それともUSB-C?
モバイルバッテリーを選ぶ際には、搭載されているポートの種類と、対応する充電規格も重要なチェックポイントです。
iPhone SEユーザーは「Lightning」ケーブルが必要
iPhone SE(第2世代・第3世代)の充電ポートは「Lightning」端子です。そのため、モバイルバッテリーからiPhone SEを充電するには、Lightningケーブルが必須となります。
選択肢としては、以下の3パターンが考えられます。
- USB-Aポート搭載バッテリー + USB-A to Lightningケーブル: 最も一般的で、価格も手頃な製品が多い組み合わせです。
- USB-Cポート搭載バッテリー + USB-C to Lightningケーブル: より高速な充電(Power Delivery)が可能になります。iPhone SEは高速充電に対応しているため、短時間で充電したい方におすすめです。
- Lightningケーブル内蔵型バッテリー: ケーブルを別途持ち歩く必要がなく、荷物を最小限にしたい方に最適です。ケーブルを忘れる心配もありません。
将来性を見据えるなら「USB-C」対応モデルがおすすめ
ご存知の通り、iPhone 15シリーズからは充電ポートがUSB-Cに変更されました。今後発売されるApple製品もUSB-Cに統一されていく流れです。
「次に買い替えるiPhoneはUSB-Cになるかも…」 「家族や友人のAndroidスマホも充電したい」
このように考えている方は、モバイルバッテリー本体を充電するための入力ポート、そして他の機器を充電するための出力ポートの両方がUSB-Cに対応しているモデルを選んでおくと、将来的に長く使えて無駄がありません。
Apple純正品という選択肢は?
「やっぱり安心の純正品がいい」と考える方もいるでしょう。Appleは「MagSafeバッテリーパック」という純正モバイルバッテリーを販売しています。 しかし、これはiPhone 12以降のMagSafe対応機種向けに設計されており、iPhone SEにそのまま磁力で貼り付けてワイヤレス充電することはできません。 MagSafe対応ケースを別途購入すれば利用可能ですが、iPhone SEの手軽さを活かすなら、信頼できるサードパーティ製の有線接続バッテリーを選ぶのが一般的でおすすめです。
安全性も重要!信頼できるメーカーと「PSEマーク」
モバイルバッテリーは電力を扱う精密機器のため、安全性は絶対に無視できないポイントです。粗悪な製品は、発火や爆発などの事故につながる危険性もあります。
「PSEマーク」は必須!
日本国内で販売されるモバイルバッテリーは、電気用品安全法で定められた技術基準に適合していることを示す**「PSEマーク」**の表示が義務付けられています。このマークがない製品は安全性が確認されておらず、非常に危険です。ECサイトなどで極端に安価な製品を購入する際は、必ずPSEマークの有無を確認してください。
信頼できる主要メーカー
安心して使えるモバイルバッテリーを製造・販売している、信頼性の高い主要メーカーをいくつかご紹介します。
- Anker(アンカー): モバイルバッテリーの代名詞とも言えるトップブランド。高性能・高品質ながら、手頃な価格帯の製品を豊富にラインナップしています。迷ったらまずAnker製品をチェックすれば間違いありません。
- Belkin(ベルキン): Apple Storeでも公式に取り扱われている、信頼性の高いブランド。Apple製品との親和性を重視した、高品質でデザイン性の高い製品が特徴です。
- CIO(シーアイオー): 大阪に本社を置く日本のガジェットメーカー。クラウドファンディング発のユニークで高機能な製品が多く、小型で高出力な「SMARTCOBY」シリーズなどが人気です。
これらのメーカーの製品は、PSEマークはもちろん、過充電防止やショート防止といった多重保護システムを搭載しているものがほとんどで、安心して使用できます。
【2025年最新】iPhone SEユーザーにおすすめのモバイルバッテリー徹底比較

ここからは、前述の選び方を踏まえ、数ある製品の中からiPhone SEユーザーに本当におすすめできるモバイルバッテリーを厳選してご紹介します。あなたの使い方に合ったモデルがきっと見つかるはずです。
【iPhone SE (第3世代/第2世代)向け】定番!バランスの取れたおすすめモデル
まずは、容量・サイズ・価格のバランスが良く、誰にでもおすすめできる定番モデルをご紹介します。最初の1台として間違いのない選択です。
Anker PowerCore 10000
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 10,000mAh |
| ポート | 出力: USB-A / 入力: Micro USB |
| サイズ | 約92 x 60 x 22mm |
| 重量 | 約180g |
| 特徴 | クレジットカードサイズ、軽量、Anker独自のPowerIQ搭載 |
もはや説明不要の「超」定番モデルです。10,000mAhの安心容量ながら、クレジットカードとほぼ同じコンパクトなサイズ感と約180gという軽さを実現。iPhone SEと重ねて持っても苦になりません。Anker独自の急速充電技術「PowerIQ」により、接続された機器を自動で検知し、最適な速度で充電します。価格も手頃で、コストパフォーマンスは抜群。迷ったらまずこれを選べば間違いありません。
Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 5,000mAh |
| ポート | 出力: USB-C / 入力: (コンセントから直接) |
| サイズ | 約71 x 30 x 31 mm (プラグ部を除く) |
| 重量 | 約170g |
| 特徴 | USB充電器とモバイルバッテリーの一体型、リップスティック型 |
「充電器とモバイルバッテリーを両方持ち歩くのが面倒…」という悩みを解決してくれる画期的な製品です。普段はコンセントに挿してUSB充電器としてiPhone SEを充電し、外出時にはそのままコンセントから抜いてモバイルバッテリーとして持ち出せます。リップスティックのようなコンパクトさで、小さなバッグにもすっぽり収まります。容量は5,000mAhなので、iPhone SEを約1.5回充電可能。荷物を極限まで減らしたいミニマリストにおすすめです。
【大容量モデル】外出が多い人も安心!おすすめバッテリー
旅行や出張、あるいは複数のデバイスを充電したい方には、20,000mAhクラスの大容量モデルが頼りになります。
Anker PowerCore Essential 20000
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 20,000mAh |
| ポート | 出力: USB-A x2 / 入力: Micro USB, USB-C |
| サイズ | 約158 x 74 x 19mm |
| 重量 | 約343g |
| 特徴 | 大容量、2ポート同時充電可能、多重保護システム搭載 |
20,000mAhという超大容量で、iPhone SEを約6回もフル充電できるモンスター級のバッテリーです。これ一台あれば、数日間の旅行でもバッテリー切れの心配はまずありません。USB-Aポートが2つ搭載されているので、iPhone SEとワイヤレスイヤホンなどを同時に充電することも可能。入力ポートもUSB-CとMicro USBの両方に対応しており、バッテリー本体の充電も便利です。重量はそれなりにありますが、安心感を最優先する方には最高の選択肢となるでしょう。
【ケーブル内蔵型】持ち物を減らしたい人へのおすすめ
ケーブルを忘れる心配がなく、スマートに充電したい方にはケーブル内蔵型がおすすめです。
Anker Nano Power Bank (12W, Built-In Lightning Connector)
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 5,000mAh |
| ポート | 出力: Lightningコネクタ (内蔵) / 入力: USB-C |
| サイズ | 約77 x 37 x 25mm |
| 重量 | 約100g |
| 特徴 | 折りたたみ式Lightningコネクタ内蔵、超コンパクト |
iPhone SEのLightningポートに直接挿せる、超コンパクトなモバイルバッテリーです。ケーブルが不要なだけでなく、充電しながらでもiPhone SEを操作しやすいのが大きな魅力。約100gと非常に軽量で、ポケットに入れても気になりません。容量は5,000mAhで、iPhone SEを1回強充電できます。とにかく手軽さを重視する方、ケーブルのごちゃごちゃが嫌いな方には、これ以上ないほど便利な製品です。
【iPhone 15/14/13ユーザーも注目】最新USB-C対応おすすめモデル
将来の機種変更を見据えたり、家族と共用したりするなら、入出力ともにUSB-Cに対応した最新モデルがおすすめです。もちろん、USB-C to Lightningケーブルを使えばiPhone SEでも高速充電の恩恵を受けられます。
CIO SMARTCOBY Pro 30W 10000mAh
| スペック | 詳細 |
| 容量 | 10,000mAh |
| ポート | 出力: USB-C, USB-A / 入力: USB-C |
| サイズ | 約79 x 56 x 26mm |
| 重量 | 約183g |
| 特徴 | 最大30Wの高出力、クレジットカードサイズ、残量デジタル表示 |
日本のメーカーCIOが誇る、高機能モバイルバッテリーです。クレジットカードほどのコンパクトサイズながら、最大30Wという高出力に対応。iPhone SEの高速充電はもちろん、iPadやMacBook Airなどにも充電が可能です。バッテリー残量が1%刻みでデジタル表示されるのも非常に便利で、急なバッテリー切れを防げます。デザイン性も高く、所有欲を満たしてくれる一台。iPhone SEだけでなく、様々なガジェットを使いこなす方におすすめです。
【トラブル解決】iPhone SEでモバイルバッテリーが充電できない原因と対処法
「新しいモバイルバッテリーを買ったのに、なぜか充電できない…」そんなトラブルに遭遇した際のチェックポイントと対処法を解説します。
1. ケーブルの問題
最も多い原因が充電ケーブルの不具合です。
- 断線や接触不良: ケーブルの根元が折れ曲がっていたり、端子が汚れていたりしないか確認しましょう。別のケーブルで試してみて充電できれば、ケーブルが原因です。
- MFi認証のないケーブル: Appleが性能基準を保証する「MFi認証」を受けていない安価なケーブルは、iOSのアップデートで使えなくなることがあります。純正品かMFi認証品のケーブルを使用することをおすすめします。
2. モバイルバッテリー本体の問題
次に、モバイルバッテリー側を確認します。
- バッテリー残量がない: 意外と見落としがちなのが、モバイルバッテリー自体の充電切れです。電源ボタンを押して、インジケーターランプが点灯するか確認しましょう。
- 出力が不足している: モバイルバッテリーの出力(A/アンペア)が、iPhone SEが必要とする電力に対して低すぎると、充電が不安定になったり、できなかったりすることがあります。信頼できるメーカーの製品であれば、まず問題ありません。
- 保護機能の作動: 高温や異常を検知して、安全のために一時的に出力を停止している場合があります。しばらく時間をおいてから再度試してみてください。
3. iPhone SE本体の問題
まれにiPhone SE側に原因がある場合もあります。
- ソフトウェアの不具合: 一時的な不具合であれば、iPhone SEを再起動することで解決することがあります。
- Lightningポートの汚れ: ポート内にホコリやゴミが詰まっていると、接触不良を起こします。電源を切り、爪楊枝やエアダスターなどで優しく掃除してみてください。
これらの対処法を試しても解決しない場合は、モバイルバッテリーかiPhone本体の故障が考えられます。メーカーのサポートに問い合わせてみましょう。
まとめ:iphone se モバイルバッテリー おすすめ
今回は、iPhone SEユーザーに最適なモバイルバッテリーの選び方と、具体的なおすすめモデルを詳しくご紹介しました。
最後に、この記事のポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 容量: 普段使いなら5,000mAh、バランス重視なら10,000mAh、旅行や防災用なら20,000mAhを目安に選ぶ。
- サイズと重量: iPhone SEのコンパクトさを活かすため、軽量・小型のモデルを選ぶのがおすすめ。
- 機能と安全性: ケーブル内蔵型や充電器一体型などの便利な機能もチェック。安全のために**「PSEマーク」**のある信頼できるメーカーの製品を選ぶことが絶対条件。
モバイルバッテリーは、今やスマートフォンと同じくらい重要なパートナーです。あなたのライフスタイルに合った最適な一台を見つけて、iPhone SEとの毎日をより快適で安心なものにしてください。この記事が、あなたのモバイルバッテリー選びの一助となれば幸いです。
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