モバイルバッテリー郵送の品名書き方!ヤマトや郵便局も完全解説

モバイルバッテリーを遠方の家族に送ったり、フリマアプリで売れた商品を発送したりする際、一番の悩みどころとなるのが**「送り状(伝票)の品名になんと書けばいいのか?」**という問題ではないでしょうか。

「とりあえず『PC周辺機器』や『雑貨』と書いておけば大丈夫だろう」

「中身がバレると面倒だから、適当に『充電器』としておこう」

もし、このように軽く考えているとしたら、それは非常に危険です。最悪の場合、荷物が宛先に届かずに自宅へ返送されてしまったり、配送センターで「危険物」とみなされ、輸送自体を断られたりするケースが後を絶ちません。

実は、モバイルバッテリーに使われている「リチウムイオン電池」は、航空法上の**「危険物」**に該当する可能性が非常に高く、配送業者も取り扱いには細心の注意を払っています。数ある荷物の中でも、モバイルバッテリーは「最もチェックが厳しい品目の一つ」と言っても過言ではありません。

この記事では、モバイルバッテリーを安全・確実に、そして最短で届けるための「正しい品名の書き方」を徹底解説します。また、ヤマト運輸(宅急便)や郵便局(ゆうパック・レターパック)など、業者ごとのルールの違いや、送料を安く抑えるための発送方法についても網羅しました。

これを読めば、窓口で止められることなく、スムーズに発送手続きを完了させることができるようになります。

記事のポイント

  • 品名には「モバイルバッテリー(リチウムイオン電池)」と包み隠さず具体的に書くのが鉄則
  • 「リチウムイオン電池」の記載がないと、安全性が確認できないため航空便には搭載されない
  • 品名を偽って「雑貨」などとしても、X線検査でバレて返送や大幅な遅延につながる
  • ヤマト運輸や郵便局など、配送業者によって使えるサービスや細かいルールが異なる
目次

モバイルバッテリーを郵送する際の正しい品名の書き方

モバイルバッテリーを発送する際、最も重要なのが「品名」の記載です。

配送業者のドライバーや仕分け担当者は、この品名を見て「この荷物は飛行機に乗せても爆発しないか?」「トラックで陸送すべきか?」を瞬時に判断しています。

ここでは、審査をスムーズに通過し、確実に届けるための具体的な書き方を解説します。

【基本】「雑貨」はNG!中身が分かる具体的名称を書く

多くの人がやってしまいがちなミスが、品名を曖昧にすることです。

以下のような書き方は、配送業者側で中身の安全性が確認できないため、**「引受不可」となったり、最も時間のかかる「陸送(船便)」**に回されたりする原因になります。

避けるべきNGな品名例

  • 雑貨、日用品
  • PC用品、スマホ用品
  • キャンプ用品
  • プレゼント、ギフト
  • 機械部品
  • 商品(オークション等の場合)

これらは一見問題なさそうに見えますが、物流の現場では「中にスプレー缶(引火性)やリチウム電池(発火性)が入っているかもしれない」と疑われます。

推奨される正しい書き方

モバイルバッテリーを送る際は、以下の3要素を意識して記載してください。

  1. 具体的な製品名(モバイルバッテリー)
  2. 電池の種類(リチウムイオン電池)
  3. 内蔵か単体か(製品内蔵 or バッテリー単体)

最も確実な書き方は以下の通りです。

品名:モバイルバッテリー(リチウムイオン電池含有)

このように書かれていれば、担当者は「これはリチウムイオン電池を含んでいるが、適切な梱包がされていれば陸送で送れる」と即座に判断できます。

【充電器】コンセント付きやケーブル等の「充電器」の品名

「モバイルバッテリー」とよく混同されるのが「充電器(ACアダプター)」です。

コンセントに挿して電気を供給するだけの「ACアダプター」には、リチウムイオン電池は入っていません。しかし、品名に単に「充電器」とだけ書くと、配送業者は「電池が入っているタイプの充電器(モバイルバッテリー)なのか、ただのプラグなのか?」の判断がつきません。

この曖昧さを避けるために、リチウムイオン電池が含まれていない充電器を送る場合は、以下のように明確に区別して書きましょう。

送るもの推奨される品名補足
モバイルバッテリーモバイルバッテリー(リチウムイオン電池)電池そのものなので、取扱注意
ACアダプタACアダプタ(電池なし)コンセントに挿すタイプ
USBケーブルUSBケーブル、充電ケーブル電池も危険性もない
電池内蔵型充電器プラグ付きモバイルバッテリー(リチウム電池あり)コンセント付きのモバイルバッテリー

「電池なし」と明記することで、不要なセキュリティチェックによる遅延を防ぐことができます。これは、配送業者に対する「この荷物は安全ですよ」というアピールになります。

【レターパック】品名スペースが狭くても省略は厳禁

郵便局の「レターパックライト」や「レターパックプラス」を使ってモバイルバッテリーを送るケースも多いでしょう。レターパックは品名欄が小さいため、ついつい書き省略したくなりますが、ここでの省略は致命的です。

郵便局は航空搭載の基準が非常に厳格です。レターパックは基本的に航空機で運ばれることが多い(遠方の場合)サービスですが、品名が曖昧だと即座に「陸送」へ切り替えられます。あるいは、X線検査の結果、内容物が不明瞭として**「返送」**されるリスクすらあります。

レターパックでの書き方のコツ

  • 欄が狭くても**「モバイルバッテリー(リチウム蓄電池)」**と必ず書く。
  • もしスペースが足りなければ、品名欄の枠外にはみ出して書いても問題ありません(読み取れればOK)。
  • 空輸が必要な沖縄や北海道宛ての場合、リチウムイオン電池を含む荷物は**「航空搭載不可」**となり、自動的に船便・陸送になります。日数がかかることを前提に発送しましょう。

【トラブル】品名を偽るとX線検査でバレて返送される

「沖縄に急いで送りたいから、バッテリーだけど『書籍』って書いて送っちゃおう」

「送料が高くなるかもしれないから『プラスチック部品』として出そう」

このように意図的に品名を偽る行為は、絶対にやめてください。

現在の物流システムでは、空港や大規模なベース店(物流拠点)において、荷物に対する高度なX線検査が行われています。

モバイルバッテリー(リチウムイオン電池)は、X線を通すと非常に特徴的な写り方をします。品名が「書籍」や「衣類」となっているのに、画像に四角い高密度の金属の塊や回路が写っていれば、即座に「不審物」としてラインから外されます。

嘘がバレた場合の結果

  1. 返送(取り戻し): 発送元の住所に着払いで戻されます。送料は無駄になり、再発送の手間がかかります。
  2. 大幅な遅延: 陸送への切り替え手続きや、内容物の確認作業で数日〜1週間以上のロスが発生します。
  3. 損害賠償の対象外: 万が一、偽って発送した荷物が発火事故などを起こした場合、運送約款違反となり、補償が受けられないどころか、航空会社や配送業者から多額の損害賠償を請求される可能性があります。

正直に書くことが、結果として「最も早く、確実に」届ける方法なのです。

モバイルバッテリーの発送方法!ヤマト・郵便局の料金とルール

品名の書き方をマスターしたところで、次は具体的な「発送方法」について解説します。

モバイルバッテリーは「小型で重い」という特徴があるため、利用するサービスによって送料が大きく変わります。また、業者によって「送れる条件」が微妙に異なるため、注意が必要です。

【ヤマト運輸】宅急便コンパクトなら安く安全に送れる

ヤマト運輸は、モバイルバッテリーの発送に非常に使い勝手の良い業者です。

特に利用価値が高いのが**「宅急便コンパクト」**です。

宅急便コンパクトのメリット

通常の宅急便(60サイズ〜)よりも安価に送ることができ、専用BOX(薄型・箱型)に入るサイズであれば、重量制限もありません。モバイルバッテリーは小さくて重いため、宅急便コンパクトとの相性は抜群です。

  • サイズ: 2種類の専用BOX(70円/枚)に入るもの
  • 料金: 地域の配送料金 + 専用BOX代
  • 補償: 3万円まで(高価な大容量バッテリーでも安心)
  • 追跡: あり

ヤマト運輸での発送ルール

ヤマト運輸でリチウムイオン電池(モバイルバッテリー)を送る場合、以下の条件を満たす必要があります。

  1. 製品の状態: バッテリーが機器本体に内蔵されている、または同梱されていること。
    • 重要: 以前は「バッテリー単体(モバイルバッテリーそのもの)」の発送は厳しく制限されていましたが、現在は陸送扱いとなることを条件に、モバイルバッテリー単体でも宅急便・宅急便コンパクトで発送可能です。
  2. 梱包: 端子がショートしないように絶縁し、強い衝撃が加わらないよう緩衝材(プチプチ)でしっかり包むこと。
  3. 伝票: 品名に「リチウムイオン電池(モバイルバッテリー)」と明記し、ワレモノ扱いなどのシールを貼ってもらう。

参考:リチウムイオン電池は送れますか?(ヤマト運輸FAQ)

【郵便局】ゆうパック等の国内郵送ルールと注意点

郵便局(日本郵便)を利用する場合、サービスによって送れるかどうかが分かれます。

1. ゆうパック

基本的に発送可能です。ヤマト運輸同様、品名に「リチウムイオン電池」と明記する必要があります。

北海道や沖縄など、航空機を使う地域宛ての場合は、**「航空搭載不可」**の扱いとなり、陸送・船便になります。そのため、通常よりも配達に1〜4日程度余分に時間がかかります。

2. レターパック(プラス・ライト)

発送可能です。ただし、ポスト投函ができる手軽さゆえに、品名の記載不備が非常に多いサービスです。

品名欄には必ず具体名を書きましょう。また、レターパックは損害賠償(補償)がありません。1万円を超えるような高価なモバイルバッテリーを送る場合は、補償のある「ゆうパック」か、ヤマトの「宅急便コンパクト」をおすすめします。

3. クリックポスト・ゆうパケット

メルカリやヤフオクなどでよく使われる、厚さ3cm以内の安価な配送方法です。

これらも発送自体は可能ですが、**「陸送限定」**となります。

特に注意が必要なのは、これらのサービスは「信書」や「現金」だけでなく「危険物」へのチェックも厳しい点です。品名が曖昧だと返送されるリスクが最も高い発送方法の一つですので、品名は正確に記載してください。

4. 普通郵便(定形外郵便)

おすすめしません。

定形外郵便には追跡番号も補償もありません。モバイルバッテリーは発火リスクのある製品であり、万が一の紛失や破損時のリスクが高すぎます。また、郵便局の窓口で中身がモバイルバッテリーであると告げると、定形外での引き受けを慎重に判断される(または梱包の厳重さを求められる)場合があります。

参考:リチウム電池を内容とする郵便物等の引受けについて(日本郵便)

【送料】モバイルバッテリーの郵送はいくら?サイズ別目安

モバイルバッテリー(例:10,000mAhクラス、厚さ2〜3cm、重さ200g〜300g)を東京から大阪へ送ると仮定した場合の送料比較表です。

※料金は変動する場合があるため、目安としてご覧ください。

発送方法料金目安補償追跡特徴
クリックポスト185円なしあり最安。厚さ3cm以内限定。自分でラベル印刷が必要。
レターパックライト430円なしあり厚さ3cm以内。専用封筒が必要。ポスト投函OK。
レターパックプラス600円なしあり厚さ制限なし(封筒に入ればOK)。対面受け取り。
宅急便コンパクト約650円〜ありあり専用BOX代込み。補償・日時指定ありでバランス良し。
ゆうパック(60サイズ)約900円〜ありあり持込割引等あり。梱包サイズに余裕がある場合。
宅急便(60サイズ)約1,000円〜ありあり持込割引等あり。営業所が多く発送しやすい。

結論として

  • 安さ重視(厚さ3cm以下):クリックポスト または レターパックライト
  • コスパと安心のバランス:宅急便コンパクト
  • 厚みがある・高価なもの:レターパックプラス または 宅急便・ゆうパック

【日数】航空搭載不可で陸送になると到着が遅れる

最後に、配送にかかる「日数」について理解しておきましょう。

モバイルバッテリーは、基本的に**「航空搭載不可」**の荷物です。

通常、東京から北海道や沖縄へ荷物を送る場合、飛行機を使えば翌日〜翌々日には届きます。しかし、モバイルバッテリーが含まれていると、強制的にトラックやフェリーを使った「陸送・船便」に切り替わります。

到着日数の目安(東京発の場合)

  • 北海道宛て: 通常中1日 → 中3〜4日
  • 沖縄宛て: 通常中1日 → 中5〜7日

この遅れは、どんなに高い送料を払っても(速達などを指定しても)短縮することはできません。航空法の安全基準が優先されるからです。

受取人に対して「モバイルバッテリーを送るので、通常より到着まで数日多くかかります」と事前に伝えておくことが、トラブルを防ぐための重要なマナーです。

まとめ:モバイルバッテリー郵送の品名は正確に書こう

モバイルバッテリーの郵送について解説してきましたが、最も大切なのは**「品名を正しく、具体的に書くこと」**です。

  1. 品名は**「モバイルバッテリー(リチウムイオン電池)」**と書く。
  2. 「雑貨」「PC用品」などの曖昧な表現は避ける。
  3. 安さと安心を兼ね備えた**「宅急便コンパクト」**がおすすめ。
  4. 遠方への発送は**「陸送」**になり、日数がかかることを覚悟する。

これらのルールは、面倒に感じるかもしれませんが、すべては「火災事故を防ぎ、荷物を安全に届けるため」に定められています。

正しい知識を持って発送すれば、返送などのトラブルに巻き込まれることはありません。ぜひ今回の記事を参考に、スムーズな発送を行ってください。

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