近年のキャンプブームや防災意識の高まりから、電源がない場所でもスマホなどを充電できる「ソーラーモバイルバッテリー」が注目を集めています。特に、品質や安全性への関心が高い方々から「日本製」の製品を求める声が多く聞かれます。
しかし、「日本製って本当にあるの?」「どれを選べばいいかわからない」と悩んでいませんか?
この記事では、プロのガジェットブロガーである私が、日本メーカー製のソーラーモバイルバッテリーの現状と、後悔しないための選び方を徹底解説します。そして、防災用、アウトドア用、普段使い用など、あなたの目的にぴったりの人気モデルを5つ厳選してご紹介します。
日本製ソーラーモバイルバッテリーの現状とおすすめの選び方

ソーラーモバイルバッテリーを選ぶ上で、「日本製」というキーワードは大きな安心材料になります。ここでは、なぜ日本メーカー製がおすすめなのか、そして数ある製品の中から最適な一台を見つけ出すための具体的な選び方について掘り下げていきます。
「日本製」の現状と信頼性について
まず、ソーラーモバイルバッテリーの「日本製」について正確に理解しておく必要があります。実は、現在市場に流通している製品の多くは、部品の製造や組み立てを海外で行い、日本のメーカーが品質管理や企画・販売を行っている「日本メーカー製」が主流です。
完全にすべての部品が国産で、国内工場で組み立てられている「純日本製」のソーラーモバイルバッテリーは非常に稀少なのが現状です。
しかし、これは決して品質が劣るという意味ではありません。日本のメーカーが介在することで、厳しい品質基準に基づいた検品や、万が一の際の充実したカスタマーサポートが期待できます。海外メーカーの製品に比べて価格は少し高くなる傾向がありますが、長期的な視点で見れば、その安心感は価格以上の価値があると言えるでしょう。
京セラの技術力は?ソーラーモバイルバッテリーの実力
「ソーラーパネルといえば京セラ」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。京セラは長年にわたり太陽光発電システムで世界をリードしてきた企業であり、その技術力は折り紙付きです。
京セラ株式会社公式サイト https://www.kyocera.co.jp/
現状、京セラが一般消費者向けに「KYOCERA」ブランドのソーラーモバイルバッテリーを大々的に販売しているわけではありません。しかし、法人向けのソリューションや、過去にはスマートフォン自体にソーラー充電機能を搭載するなど、その高い技術力を様々な形で展開しています。
個人で京セラの技術に触れる機会としては、京セラ製のソーラーパネルを搭載した他社ブランドの製品を選ぶという方法があります。もし製品の仕様で「京セラ製パネル採用」といった記載があれば、それは発電効率や耐久性において信頼性が高い証拠と言えるでしょう。
ヨドvbシカメラなど家電量販店で日本製は買える?
「実際に製品を見てから買いたい」という方は、ヨドバシカメラやビックカメラといった大手家電量販店に足を運ぶのがおすすめです。
店舗のモバイルバッテリーコーナーには、多種多様な製品が並んでいます。その中で「日本製」や「日本メーカー製」を探す際のポイントは以下の通りです。
- パッケージの表記を確認する: パッケージの裏面などに記載されている販売元や製造元を確認しましょう。「販売者:株式会社〇〇」と日本の企業名が記載されていれば、それは日本メーカー製の製品です。
- 店員さんに相談する: 専門知識豊富な店員さんに「日本メーカーのソーラーモバイルバッテリーはありますか?」と直接尋ねてみるのが最も確実です。防災用、アウトドア用など、利用シーンを伝えれば、最適な製品を提案してくれるでしょう。
オンラインストア「https://www.google.com/search?q=%E3%83%A8%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%B7.com」でも、「ソーラーモバイルバッテリー」で検索すると多くの製品が見つかります。製品ページでメーカー名や仕様をじっくり比較検討できるのがオンラインのメリットです。
スマホの充電に最適なソーラー充電器の選び方
ソーラーモバイルバッテリーをスマホの充電目的で選ぶなら、以下の3つのポイントを必ずチェックしましょう。
- バッテリー容量 (mAh): バッテリー容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」という単位で表され、この数値が大きいほど多くの電気を蓄えられます。一般的なスマートフォンのバッテリー容量が3,000mAh〜5,000mAh程度なので、最低でも10,000mAh以上のモデルを選ぶと安心です。20,000mAhあれば、スマホを3〜4回フル充電できる計算になり、2〜3日の外出や災害時にも対応できます。
- 出力 (W/A): 出力は「W(ワット)」や「A(アンペア)」で表され、スマホをどれだけ速く充電できるかに関わります。急速充電に対応したスマホをお持ちなら、USB PD(Power Delivery)対応で20W以上の出力が可能なモデルがおすすめです。充電時間を大幅に短縮でき、いざという時に素早く充電を完了できます。
- ポートの種類と数: USBポートには、従来からある長方形の「USB-A」と、新しい規格で上下の区別がない「USB-C」があります。最近のスマホはUSB-Cポートが主流なので、USB-Cポートを搭載しているかは必須のチェック項目です。また、スマホと他のデバイス(イヤホン、スマートウォッチなど)を同時に充電したい場合は、ポートが2つ以上あるモデルを選ぶと便利です。
おすすめ日本製ソーラーモバイルバッテリー人気5選

ここからは、現在の市場で特に評価が高く、信頼できる日本メーカー製(および日本で絶大な信頼を得ているメーカー)のソーラーモバイルバッテリーを5つ厳選してご紹介します。あなたの用途に合った一台がきっと見つかるはずです。
1. 【防災・アウトドアの決定版】Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W)
Anker Japan公式サイト https://www.ankerjapan.com/
日本メーカーではありませんが、モバイルバッテリーの代名詞とも言えるAnker。その高い品質管理と信頼性、充実したサポート体制は、多くの日本人ユーザーから絶大な支持を得ています。 このモデルは、ソーラー充電機能を搭載していませんが、別売りのAnker製ソーラーパネル「Anker 625 Solar Panel (100W)」などと組み合わせることで、最強の防災・アウトドア電源環境を構築できます。24,000mAhという超大容量で、ノートPCの充電にも対応する最大65Wのパワフルな出力が魅力。災害時にPCで情報収集を行ったり、家族全員のスマホを複数回充電したりといった、過酷な状況下でこそ真価を発揮します。 「ソーラーはパネルでしっかり発電し、バッテリーは蓄電と給電に特化させたい」という、機能性を重視する本物志向の方に最適な選択肢です。
2. 【安心の国内ブランド】CIO SMARTCOBY DUO 20W 10000mAh (SMARTCOBY-DUO)
株式会社CIO公式サイト https://connectinternationalone.co.jp/
大阪に本社を構える、今最も勢いのある日本のガジェットメーカー「CIO」。このモデルはソーラー充電機能はありませんが、「日本メーカーの信頼性」を重視するなら外せない選択肢です。10000mAhと普段使いに最適な容量ながら、クレジットカードとほぼ同等のコンパクトサイズを実現。USB-CとUSB-Aの2ポートを備え、最大20WのPD充電に対応しているため、iPhoneやAndroidスマホを急速充電できます。 特筆すべきは、パススルー充電に対応している点。バッテリー本体を充電しながら、同時にスマホへの充電も可能なため、コンセントが一つしかないホテルなどで重宝します。別売りのパネル型ソーラー充電器と組み合わせることで、コンパクトな防災セットを組むことも可能です。
3. 【タフネス&大容量】サードウェーブ製 20000mAh ソーラーモバイルバッテリー
こちらは、パソコン専門店「ドスパラ」などを運営するサードウェーブが販売するモデルです。20,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、ソーラーパネルも装備。IP65準拠の防塵・防水性能を備えているため、アウトドアでのタフな使用環境にも耐えられます。 USB-Aポートを2つ、USB-Cポートを1つ搭載し、3台同時充電が可能。家族や友人と一緒に使いたいキャンプシーンなどで活躍します。また、高輝度のLEDライトも搭載しており、夜間の移動やテント内の照明、さらにはSOS信号の発信も可能です。価格と性能のバランスが良く、ソーラーモバイルバッテリーの入門機としても、防災用の備えとしてもおすすめできる一台です。
4. 【長期保証が魅力】MOTTERU (モッテル) 20000mAh モバイルバッテリー (MOT-MB20001)
株式会社MOTTERU公式サイト https://motteru.co.jp/
神奈川県海老名市に本社を置く日本のメーカー「MOTTERU」。シンプルでおしゃれなデザインと、国内メーカーならではの安心感が魅力です。このモデルもソーラー機能は非搭載ですが、特筆すべきは「2年間の長期保証」。品質に対する自信の表れであり、長く安心して使いたいユーザーにとっては大きなメリットです。 20000mAhの大容量で、最大60WのPDに対応。スマホはもちろん、タブレットやノートPCの充電までこなせます。ポートも合計3つ(USB-C x2, USB-A x1)備えており、複数デバイスの同時充電も万全。信頼性を第一に考え、防災袋に一つ入れておきたい、という方にぴったりのモデルです。
5. 【パネル分離型で高効率】EENOUR ソーラーパネル 20W + モバイルバッテリー P302
EENOUR Japan公式サイト https://eenour.com/
ポータブル電源やソーラーパネルで高い評価を得ているEENOUR。この製品は、20,000mAhのモバイルバッテリーに、独立した20Wの折りたたみ式ソーラーパネルがセットになったモデルです。 一体型と比べてパネル面積が圧倒的に広いため、実用的な速度で太陽光からバッテリー本体へ充電できます。晴れた日のキャンプサイトでパネルを広げておけば、日中にバッテリーを充電し、夜間にその電力を使うという理想的なサイクルを実現可能。バッテリー本体にもLEDライトや複数ポートが搭載されており、機能性も十分。できるだけ太陽光を有効活用したい、本格的なアウトドアユーザーや防災意識の高い方におすすめです。
まとめ:モバイルバッテリーは信頼の日本製(日本メーカー製)がおすすめ
この記事では、「モバイルバッテリー ソーラー 日本製 おすすめ」をテーマに、製品の選び方から具体的なおすすめモデルまでを詳しく解説しました。
最後に、重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 「純日本製」は稀少。狙うべきは品質管理とサポートが充実した「日本メーカー製」。
- 自分の用途を明確にすることが、最適な一台を見つける近道(防災用なら大容量、普段使いなら携帯性)。
- バッテリー容量(mAh)、出力(W)、ポートの種類は必ずチェックする。
- ソーラー充電をメインに考えるなら、発電効率の高い「パネル分離型」が断然おすすめ。
- 信頼できるメーカーの製品を選ぶことが、長期的な安心につながる。
コンセントがない場所でも電力を確保できるソーラーモバイルバッテリーは、私たちの生活に「安心」と「自由」をもたらしてくれる画期的なガジェットです。今回ご紹介した5つのモデルを参考に、あなたのライフスタイルに寄り添う、信頼できる一台を見つけてみてください。
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