モバイルバッテリー充電器一体型おすすめ15選!失敗しない選び方も解説

「外出先でスマートフォンのバッテリーが切れそう…」「旅行や出張の荷物を少しでも減らしたい…」

現代のデジタルライフにおいて、スマートフォンやノートPCは欠かせない存在ですが、バッテリー切れの不安はつきもの。モバイルバッテリーと充電器を両方持ち歩くのは、荷物がかさばり面倒ですよね。

そんな悩みを一挙に解決してくれるのが、**モバイルバッテリーとAC充電器が一体化した「一体型モデル」**です。コンセントに直接挿してスマートフォンを充電でき、そのまま本体も蓄電。外出時はコンセントから抜いて、モバイルバッテリーとして活躍します。

この記事では、数多くのガジェットをレビューしてきた筆者が、2025年最新のおすすめモバイルバッテリー充電器一体型モデルを徹底比較。選び方のポイントから、メリット・デメリットまで詳しく解説します。あなたのライフスタイルにぴったりの一台が、きっと見つかるはずです。

目次

モバイルバッテリー充電器一体型モデルの選び方と注意点

非常に便利な一体型モデルですが、購入してから「思っていたのと違った…」とならないために、選ぶ際のポイントや注意点をしっかり押さえておきましょう。ここでは、容量や出力といった基本的なスペックから、意外と見落としがちなデメリットまで詳しく解説します。

モバイルバッテリー一体型のデメリットとは?購入前に知っておきたい注意点

手軽で便利な一体型モデルですが、購入前に知っておきたいデメリットも存在します。

  • 同容量の専用モデルより重く、大きくなりがち ACプラグや充電回路を内蔵しているため、同じバッテリー容量のモバイルバッテリー単体製品と比較すると、サイズが大きく、重くなる傾向があります。携帯性を最優先するなら、軽量な単機能モデルが適している場合もあります。
  • コンセント周りが干渉しやすい 製品によってはサイズが大きく、隣のコンセントを塞いでしまうことがあります。特に壁際の限られたスペースや、電源タップで使用する際は注意が必要です。ACプラグが折りたためるか、本体の形状はどうか、といった点も確認しましょう。
  • バッテリーが劣化すると両方の機能が使いにくくなる 内蔵バッテリーは消耗品であり、充放電を繰り返すことで徐々に劣化します。バッテリーの持ちが悪くなると、モバイルバッテリーとしての性能が低下します。一体型のため、バッテリー部分だけの交換はできず、製品ごと買い替える必要があります。
  • 高機能なモデルは価格が高め 急速充電規格への対応や、パススルー機能、複数ポート搭載など、高機能になるほど価格は上昇します。本当に自分に必要な機能を見極め、コストパフォーマンスを考えることが大切です。

これらのデメリットを理解した上で、それでも「荷物を一つにまとめられる」というメリットが上回るかを検討することが、失敗しない製品選びの第一歩です。

重要なチェックポイント「パススルー充電」対応モデルの利便性

一体型モデルを選ぶ上で、非常に重要な機能が「パススルー充電」です。

パススルー充電とは? 製品本体をコンセントに挿して充電しながら、同時接続したスマートフォンやイヤホンなども充電できる機能のことです。

この機能があれば、夜寝る前にコンセントに製品とスマートフォンを繋いでおくだけで、朝には両方の充電が完了しています。つまり、「充電器」としての役割と「モバイルバッテリー本体の蓄電」を同時に行えるため、充電のし忘れを防ぎ、常に満充電の状態で持ち出せます。

ただし、注意点として、パススルー充電時はスマートフォンなど接続機器への給電が優先され、その後に本体のバッテリーが充電されるモデルが一般的です。また、製品によってはパススルー充電に対応していないものや、パススルー充電時の出力が低下するものもあるため、購入前に必ず仕様を確認しましょう。

持ち運びやすさを左右する「軽量・コンパクト」モデルを選ぶ際のポイント

常にカバンに入れて持ち歩くものだからこそ、サイズと重量は重要な選定基準です。

  • バッテリー容量と重量のバランス 一般的に、バッテリー容量が大きくなるほど本体は重くなります。スマートフォンを約1〜1.5回フル充電できる5000mAhクラスなら150g〜200g程度、2回以上充電可能な10000mAhクラスになると250gを超えるモデルが多くなります。自分の使い方を想定し、「安心できる容量」と「ストレスなく持ち運べる重量」のバランスを見極めましょう。
  • 形状とACプラグの仕様 ポケットや小さなバッグに入れるなら、スリムなスティック型やコンパクトなキューブ型がおすすめです。また、持ち運び時にはACプラグが折りたたみできるモデルが必須と言えるでしょう。プラグがむき出しだと、カバンの中で他の荷物を傷つける可能性があります。

最近では、窒化ガリウム(GaN)という新素材を採用することで、高出力ながら小型・軽量化を実現したモデルも増えています。

意外と見落としがち!コンセントの差し込み口の形状もチェック

コンセントの差し込み口(ACプラグ)の位置や形状も、使い勝手に大きく影響します。

壁のコンセントに挿す場合、本体が縦長か横長かによって、他のコンセント口への干渉の仕方が変わります。また、電源タップで使用する場合、本体が大きいと隣の差込口を塞いでしまい、他の機器が接続できなくなることも。

製品画像などをよく確認し、自分がよく利用する充電環境で問題なく使えるかをイメージしておくことが大切です。特に海外旅行や出張が多い方は、渡航先のコンセント形状に対応できる変換プラグが付属しているか、または別途用意する必要があるかも確認しておきましょう。

【2025年最新版】モバイルバッテリー充電器一体型おすすめモデルを徹底比較

ここからは、数ある製品の中から、性能や利便性、コストパフォーマンスに優れたおすすめのモバイルバッテリー充電器一体型モデルを、カテゴリー別に詳しくご紹介します。定番のAnker(アンカー)製品から、安心の日本製、ノートPCも充電できる高出力モデルまで、幅広くピックアップしました。

定番人気のアンカー(Anker)製おすすめモデル

モバイルバッテリーや充電器の分野で絶大な人気と信頼を誇るAnker。一体型モデルのパイオニア的存在でもあり、ラインナップも豊富です。ここでは数あるAnker製品の中から特におすすめのモデルをご紹介します。

Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)

スペック詳細
容量5000mAh
AC充電器出力最大20W
モバイルバッテリー出力最大20W
ポート構成USB-C ×1
サイズ約113 x 30 x 30mm
重量約170g
特徴リップスティック型のコンパクトデザイン、パススルー充電対応

リップスティックのようなスリムな形状が特徴のモデルです。約170gと軽量で、小さなカバンにもすっきりと収まります。容量は5000mAhで、最新のスマートフォンを約1回充電可能。USB-Cポートは最大20W出力に対応しており、iPhoneシリーズの急速充電に最適です。パススルー充電にも対応しているため、機能面も十分。携帯性を最重視する方におすすめです。

Anker Japan 公式サイト

Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W)

スペック詳細
容量5000mAh
AC充電器出力最大45W
モバイルバッテリー出力最大20W
ポート構成USB-C ×2
サイズ約71 x 60 x 31mm
重量約200g
特徴2ポート搭載、AC充電器として最大45Wの高出力

コンセントに接続したAC充電器モードでは、最大45Wの高出力を実現。MacBook AirなどのノートPCも充電可能です。USB-Cポートを2つ搭載しているため、スマートフォンとイヤホンなどの2台同時充電もできます。モバイルバッテリーとしては最大20W出力ですが、外出先ではスマートフォン、自宅やオフィスではノートPCの充電器としても使いたい、という方に最適な一台です。

Anker Japan 公式サイト

Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)

スペック詳細
容量10000mAh
AC充電器出力最大65W
モバイルバッテリー出力最大30W
ポート構成USB-C ×2, USB-A ×1
サイズ約111 x 63 x 31mm
重量約320g
特徴GaNPrime採用、3ポート搭載、大容量・高出力

Ankerの独自技術「GaNPrime」を採用し、10000mAhの大容量と最大65Wの高出力を両立したハイエンドモデル。AC充電器としてはノートPCを十分に充電でき、3つのポートで複数デバイスの同時充電も可能です。モバイルバッテリーとしても最大30W出力に対応し、タブレットなども快適に充電できます。少し重さはありますが、あらゆるデバイスをこの一台で充電したいというパワフルなユーザーにおすすめです。

Anker Japan 公式サイト

ノートPCも急速充電!65W以上の高出力モデル

近年、USB Power Delivery(USB PD)規格の普及により、USB-CポートからノートPCを充電できるのが当たり前になりました。ここでは、65W以上の高出力を備え、ノートPCのメイン充電器としても活躍するパワフルな一体型モデルをご紹介します。

CIO NovaPort DUO 65W

スペック詳細
容量10000mAh
AC充電器出力最大67W
モバイルバッテリー出力最大30W
ポート構成USB-C ×1, USB-A ×1
サイズ約83 x 43 x 39 mm
重量約235g
特徴卵サイズのコンパクトさ、独自技術NovaIntelligence搭載

クラウドファンディングで絶大な人気を誇る日本のガジェットメーカーCIOの製品。独自技術により、65WクラスのAC充電器と10000mAhのモバイルバッテリー機能を、鶏卵ほどのコンパクトなサイズに凝縮しています。ポートに接続されたデバイスに応じて最適な電力を自動で割り振る「NovaIntelligence」機能も搭載。デザイン性と機能性を高いレベルで両立させた、注目のモデルです。

Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)

スペック詳細
容量24000mAh
AC充電器出力– (このモデルは充電器機能はありません)
モバイルバッテリー出力最大140W
ポート構成USB-C ×2, USB-A ×1
サイズ約156 x 55 x 50 mm
重量約632g
特徴超大容量・超高出力、スマートディスプレイ搭載

【注意】 このモデルは「充電器一体型」ではありませんが、100Wを超える高出力モバイルバッテリーを求めるユーザー向けに参考としてご紹介します。 最大140Wという驚異的な出力を誇り、MacBook Proなどの高性能ノートPCもフルスピードで充電可能。24000mAhの超大容量で、スマートフォンなら4回以上、ノートPCも約1回フル充電できます。バッテリー残量や各ポートの出力をリアルタイムで表示するスマートディスプレイも搭載しており、プロフェッショナルな用途にも応えるモンスター級のモバイルバッテリーです。AC充電器は別途必要ですが、最高のパフォーマンスを求める方には検討の価値ありです。

信頼性を求めるなら!安心の日本製や人気メーカーのモデル

毎日使うものだからこそ、品質や安全性にこだわりたいという方も多いでしょう。ここでは、厳しい品質管理で知られる日本のメーカーや、世界的に評価の高い人気メーカーのモデルをご紹介します。

エレコム (ELECOM) DE-AC05-10000シリーズ

スペック詳細
容量10000mAh
AC充電器出力最大30W
モバイルバッテリー出力最大30W
ポート構成USB-C ×1, USB-A ×1
サイズ約83×32×77mm
重量約275g
特徴USB-IFのPower Delivery規格正規認証品、高い安全性

日本の大手PC周辺機器メーカー、エレコムの一体型モデルです。USB規格の標準化団体であるUSB-IFの認証を取得しており、信頼性と安全性が非常に高いのが特徴。「おまかせ充電」に対応し、接続された機器を自動で見分けて最適な出力で充電します。パススルー充電にも対応しており、安心して使える一台を求める方におすすめです。

エレコム 公式サイト

注:現在、「日本製」を謳うコンセント一体型モバイルバッテリーは市場で非常に少ないのが現状です。多くの製品は海外で製造されていますが、エレコムのような日本のメーカーが設計・品質管理を行うことで、高い信頼性を確保しています。

【目的別】コンセント付きモバイルバッテリーのおすすめ活用術

一口に一体型モデルと言っても、その特徴は様々です。ここでは、具体的な利用シーンに合わせて、どのようなモデルが最適かをご紹介します。

とにかく荷物を減らしたい!軽量・コンパクトモデル

通勤・通学など、毎日持ち歩くなら軽量・コンパクトさが正義です。 前述のAnker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000) のようなスティック型や、CIO NovaPort DUO 65W のような小型キューブ型が最適です。5000mAh程度の容量があれば、いざという時にスマートフォンを1回フル充電できるので安心です。

旅行や出張で大活躍!大容量・複数ポートモデル

旅行や出張では、スマートフォン以外にもカメラやイヤホン、タブレットなど充電したいデバイスが増えがちです。 Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W) のように、10000mAh以上の大容量で、USBポートを2〜3個搭載しているモデルが重宝します。複数のデバイスを同時に充電できるため、ホテルのコンセントが少なくても安心。パススルー充電機能があれば、夜間にすべてのデバイスをまとめて充電でき、時間を有効活用できます。

【番外編】無印良品のモバイルバッテリー付き充電器は?

シンプルで機能的なデザインで人気の無印良品。過去には「USB用モバイルバッテリー・急速充電器付 MJ-PSMB1」というコンセント一体型モデルを販売しており、根強い人気がありました。

しかし、**2025年9月現在、無印良品の公式サイトや店舗では、コンセント一体型のモバイルバッテリーは販売終了となっているようです。**後継機の発売を期待する声も多いため、今後の新製品情報に注目です。

まとめ:あなたの使い方に最適なモバイルバッテリー充電器一体型を見つけよう

今回は、非常に便利な「モバイルバッテリー充電器一体型」のおすすめモデルと、その選び方について詳しく解説しました。

最後にもう一度、選ぶ際の重要なポイントをおさらいしましょう。

  1. 容量と重量のバランスを見極める: 毎日持ち歩くなら5000mAh前後の軽量モデル、旅行や出張が多いなら10000mAh以上の大容量モデルがおすすめ。
  2. 出力(W数)を確認する: スマートフォンだけなら20W程度で十分。MacBook AirなどのノートPCも充電したいなら45W以上、高性能ノートPCなら65W以上を目安にしましょう。
  3. 「パススルー充電」対応はマスト: 充電のし忘れを防ぎ、利便性を格段に向上させるため、対応モデルを強く推奨します。
  4. ポートの数と種類をチェックする: 自分が持っているデバイスや、同時に充電したい機器の数に合わせて選びましょう。最近はUSB-Cポートが主流です。

モバイルバッテリーと充電器を一つにまとめることで、あなたのカバンの中はもっとすっきりと、心はもっと軽やかになるはずです。この記事で紹介した製品や選び方を参考に、ぜひあなたのデジタルライフをより快適にする最高の一台を見つけてください。

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