スマホの充電は現代人の生命線。しかし、外出先でのバッテリー切れは誰もが一度は経験する不安ですよね。さらに、突然の停電や夜道、キャンプなどのアウトドアシーンで「明かりがあれば…」と感じたことはありませんか?
そんな悩みを一挙に解決してくれるのが、LEDライトを搭載したモバイルバッテリーです。
一台でスマートフォンの充電と、懐中電灯やランタンの役割をこなしてくれる「2in1」の便利アイテム。普段使いはもちろん、防災グッズとしても非常に注目されています。
この記事では、ガジェット好きの筆者が、LEDライト付きモバイルバッテリーの選び方から、Ankerなどの人気メーカー品、防災やアウトドアで活躍する最強モデルまで、あなたのニーズに合わせたおすすめ製品を徹底的に解説します。
この記事を読めば、もうバッテリー切れと暗闇の不安から解放されるはず。あなたにぴったりの一台がきっと見つかります。
LEDライト付きモバイルバッテリーの選び方と基本知識

いざLEDライト付きモバイルバッテリーを選ぼうと思っても、種類が多くて何を見ればいいのか分からない、という方も多いでしょう。ここでは、購入前に知っておきたい基本的な知識と、失敗しないための選び方のポイントを詳しく解説します。
モバイルバッテリーと懐中電灯が一体化!2in1の絶大なメリット
まず、なぜLEDライト付きモバイルバッテリーがこれほどおすすめなのでしょうか。その理由は、スマートフォンと懐中電灯という「現代の必需品」と「もしもの備え」を一つにまとめられる点にあります。
- 荷物が減り、持ち運びがスマートに 普段からモバイルバッテリーと懐中電灯を別々に持ち歩くのは大変です。特に女性の小さなバッグや、ポケットで手軽に持ち運びたい男性にとって、荷物は少しでも減らしたいもの。2in1モデルなら、これ一台で済むため、非常にスマートです。
- 「いざ」という時にすぐ使える安心感 災害はいつ起こるか分かりません。停電時に「懐中電灯はどこだっけ?」と探す必要がなく、いつも手元にあるモバイルバッテリーが即座に明かりになります。夜道で足元を照らしたい時や、バッグの中の探し物をする時など、日常のふとした瞬間にも役立ちます。
- 防災グッズとして最適化 災害時の情報収集にスマートフォンは不可欠です。そのスマホの電源を確保しつつ、夜間の避難や停電時の明かりも確保できるLEDライト付きモバイルバッテリーは、防災セットに必ず入れておきたいアイテムと言えるでしょう。SOS点滅機能が付いたモデルなら、救助を求める際にも役立ちます。
このように、一台二役以上の活躍をしてくれるのが、LEDライト付きモバイルバッテリーの最大の魅力です。
明るさ(ルーメン)と点灯時間で選ぶ!最強の懐中電灯モデルは?
LEDライトの性能で最も重要なのが「明るさ」です。明るさは**ルーメン(lm)**という単位で表され、数値が大きいほど明るくなります。
- 日常使い・手元を照らす程度(〜100ルーメン) カバンの中を探したり、鍵穴を照らしたりといった日常的な使い方であれば、50〜100ルーメンもあれば十分です。消費電力も少なく、長時間点灯させやすいのが特徴です。
- アウトドア・夜道(100〜300ルーメン) キャンプサイトでの移動や、街灯の少ない夜道を歩く際には、100ルーメン以上の明るさが欲しくなります。広範囲をしっかりと照らせるモデルが安心です。
- 防災・本格的なアウトドア(300ルーメン以上) 停電時に部屋全体を照らしたり、本格的な夜間のアウトドア活動で使ったりする場合は、300ルーメン以上の高輝度モデルがおすすめです。「最強」と呼べるモデルの中には、500ルーメンを超えるものもあります。
点灯時間も忘れずにチェック
ライトの点灯時間は、モバイルバッテリーの容量(mAh)とLEDライトの消費電力に左右されます。当然、バッテリー容量が大きいほど、長時間点灯させることが可能です。
多くの製品では「最大〇〇時間点灯」といった表記がありますが、これは最も暗いモードでの点灯時間であることがほとんどです。自分が使いたい明るさで、どれくらいの時間使えるのかを事前に確認しておくと良いでしょう。防災目的であれば、最低でも一晩(8〜10時間)は連続点灯できるモデルを選ぶと安心です。
信頼性で選ぶならAnker(アンカー)などの人気メーカーがおすすめ
モバイルバッテリーは、内部にリチウムイオン電池を搭載した精密機器です。安全性や品質を考慮すると、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが非常に重要です。
中でも、モバイルバッテリーの代名詞とも言えるのが**Anker(アンカー)**です。
Ankerの製品は、独自の多重保護システムを搭載しており、過充電やショートを防止するなど、安全性が非常に高いのが特徴です。品質の高さと手厚いカスタマーサポートで、多くのユーザーから絶大な信頼を得ています。ライト付きモデルも複数展開しており、どれを選んでも高い満足度が得られるでしょう。
他にも、CIO、Belkin、ELECOMといったメーカーも、品質の高い製品を多数販売しています。価格だけで選ばず、日本の安全基準であるPSEマークを取得しているかどうかもしっかりと確認しましょう。
すでにあるモバイルバッテリーを活用!USBポートにつけるLEDライト
「もうモバイルバッテリーは持っているんだけど…」という方には、手持ちのモバイルバッテリーのUSBポートに差し込むだけで使える、後付けタイプのLEDライトがおすすめです。
- メリット
- 非常にコンパクトで軽量
- 数百円から購入できる安価な製品が多い
- 手持ちのモバイルバッテリーを有効活用できる
- デメリット
- 一体型に比べて明るさが控えめな製品が多い
- 紛失しやすい
- 防水などの付加機能はない場合がほとんど
サブのライトとして、または荷物を極限まで減らしたいミニマリストの方には最適な選択肢です。スティック型や電球型など様々な形状があるので、用途に合わせて選んでみてください。
【トラブル解決】モバイルバッテリーのLEDライトが消えない時の対処法は?
「ライトを消したいのに、なぜか消えない!」というトラブルも稀にあります。故障を疑う前に、以下の点を確認してみてください。
- 電源ボタンの操作方法を確認する 多くのモデルでは、LEDライトのオン/オフは電源ボタンで行います。
- 長押し: 最も一般的な操作方法です。2〜3秒長押ししてみてください。
- 素早く2回押し(ダブルクリック): 誤操作防止のため、この方式を採用しているモデルも多いです。
- ボタンが別になっている: ライト専用のボタンが搭載されているモデルもあります。
- 説明書を読む モデルによって操作方法が異なるため、付属の説明書を確認するのが最も確実です。
- バッテリーを完全に放電させる 上記の方法で消えない場合、一時的な不具合の可能性があります。スマートフォンの充電などに使い、一度バッテリーを空にしてみてください。その後、再度充電することでリセットされ、正常に戻ることがあります。
- メーカーに問い合わせる それでも改善しない場合は、初期不良や故障の可能性があります。購入した販売店やメーカーのサポートセンターに問い合わせましょう。Ankerなどの信頼できるメーカーは、保証期間内のサポートがしっかりしています。
【2025年版】LEDライト付きモバイルバッテリーおすすめ12選

ここからは、数ある製品の中から、ガジェットブロガーの私が厳選したLEDライト付きモバイルバッテリーを「防災・最強モデル」「アウトドア向け」「日常使い向け」の3つのシーンに分けてご紹介します。
【防災・最強モデル】大容量&高輝度で”もしも”に備える3選
災害時など、いかなる状況でも頼りになるハイスペックモデル。一家に一台あると安心感が違います。
1. Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W)
もはや説明不要のAnkerから、大容量と高出力を両立したモンスターマシン。LEDライトは搭載していませんが、その圧倒的な給電能力と信頼性から、防災用としては最強クラスです。これに先ほど紹介した高輝度のUSB-LEDライトを組み合わせることで、どんな状況にも対応できる最強の防災セットが完成します。
- スペック
- 容量: 24,000mAh
- 出力: 最大65W (USB-C)
- ポート: USB-C x2, USB-A x1
- 重量: 約495g
- 特徴: ノートPCも充電できる高出力、MacBook Proも約1回充電可能な超大容量、Ankerならではの高い安全性
スマホなら約5回、ノートPCも充電できるため、停電が長引いても情報収集や連絡手段を確保できます。
2. Karrong ソーラーモバイルバッテリー 30000mAh
大容量・ソーラー充電・高輝度LEDライトと、防災に必要な機能をすべて詰め込んだような一台。太陽光さえあれば充電できるため、長期的な停電にも対応可能です。
- スペック
- 容量: 30,000mAh
- 出力: PD 20W + QC3.0 対応
- ポート: USB-C, USB-A x2, MicroUSB
- LEDライト: 3モード(懐中電灯, SOS, ストロボ)
- 特徴: ソーラーパネル搭載、IP66防水防塵、耐衝撃、コンパス付き
4つの高輝度LEDライトは、暗闇を強力に照らします。SOSモードも搭載しており、万が一の際に自分の居場所を知らせるのに役立ちます。アウトドアシーンでも大活躍間違いなしのタフなモデルです。
3. CARRY THE SUN ソーラーランタン × モバイルバッテリー
こちらは少し変わり種。折りたたみ式のソーラーランタンに、モバイルバッテリー機能が付いた製品です。最大の魅力は、ランタンとしての性能の高さ。暖色の優しい光で、広範囲を長時間照らすことができます。
- スペック
- 容量: 4,000mAh
- 明るさ: 最大300ルーメン
- 点灯時間: 最大72時間
- 特徴: 折りたたみ可能で超軽量、防水、ソーラー充電、USB充電も可能
停電時に部屋全体を照らす照明として、また避難所でのプライベートな空間を確保する明かりとして非常に役立ちます。優しい光は、不安な災害時の夜に心の安らぎを与えてくれるでしょう。
【アウトドア・キャンプ向け】タフで便利な多機能モデル5選
キャンプ、登山、釣りなど、屋外でのアクティビティをさらに快適で安全にしてくれるモデルを集めました。
4. Anker 335 Power Bank (PowerCore 20000)
大容量と信頼性で選ぶなら、やはりAnkerは外せません。このモデルは20000mAhという大容量ながら、比較的スリムなデザインで持ち運びやすいのが特徴。LEDライトは搭載されていませんが、先述のUSBライトとの組み合わせで、キャンプサイトのメイン電源兼照明として活躍します。
- スペック
- 容量: 20,000mAh
- 出力: 最大20W
- ポート: USB-C x1, USB-A x1
- 重量: 約476g
- 特徴: iPhoneを4回以上充電可能、低電流モード搭載でイヤホンなども最適に充電
複数人のスマホをまとめて充電しても余裕のある容量は、グループキャンプにも最適です。
5. Ledlenser Powerbank Flex7
高品質なLEDライトで世界的に有名なドイツのブランド「レッドレンザー」が作ったパワーバンク。ライトメーカーならではのこだわりが詰まっています。
- スペック
- 容量: 6,800mAh
- 特徴: IP65の優れた防水防塵性能、バッテリー残量表示、バッテリーの取り外しが可能
特筆すべきは、その堅牢性。IP65の防水防塵性能で、雨や砂埃を気にせずタフに使えます。同社のライトのバッテリーとしても使えるため、レッドレンザー製品の愛用者には特におすすめです。
6. GOAL ZERO LIGHTHOUSE micro FLASH
キャンパーなら誰もが知る超人気LEDランタン。モバイルバッテリー機能はあくまでおまけ(容量は2600mAh)ですが、そのコンパクトさとランタンとしての圧倒的な使いやすさから、多くのアウトドア好きに支持されています。
- スペック
- 容量: 2,600mAh
- 明るさ: 最大150ルーメン
- 点灯時間: 7時間~170時間
- 重量: 68g
- 特徴: ランタンとフラッシュライトの2WAY、超軽量コンパクト
スマホを満充電にはできませんが、「あと少しだけ充電したい」という緊急時には十分役立ちます。何よりこの小さなボディから放たれる明るさと雰囲気は、唯一無二の魅力です。
7. Enegitech モバイルバッテリー 10000mAh ET-MP10
コンパクトながら、IP67という最高クラスの防水防塵性能を誇るモデル。完全な水没にも耐えるため、釣りや沢登り、突然の豪雨など、水辺のアクティビティでも安心して使えます。
- スペック
- 容量: 10,000mAh
- LEDライト: 3モード(ハイ、ロー、SOS)
- 特徴: IP67防水防塵、耐衝撃、カラビナ付き
高輝度LEDライトも搭載しており、まさにアウトドアのために生まれたようなモバイルバッテリーです。
8. Motteru (モッテル) 10000mAh モバイルバッテリー
豊富なカラーバリエーションと、国内メーカーならではの安心感が魅力。かわいらしいデザインながら、Power Deliveryに対応し、iPhoneを高速充電できます。LEDライトは懐中電灯として十分な明るさ。
- スペック
- 容量: 10,000mAh
- 出力: 最大20W (PD対応)
- 特徴: 日本メーカー、豊富なカラー、2年保証
キャンプギアの色に合わせたり、ファッションの一部として持ち歩きたい方におすすめです。
【日常・普段使い向け】コンパクト&軽量で持ち運びやすい4選
毎日持ち歩いても苦にならない、スマートで便利なモデルを選びました。
9. Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)
充電器とモバイルバッテリーが一体化した、Ankerの人気シリーズ。コンセントに直接挿して本体とスマホを同時に充電でき、外出時はそのままモバイルバッテリーとして持ち出せます。
- スペック
- 容量: 5,000mAh
- 出力: 最大30W
- 特徴: 充電器一体型、コンパクトデザイン
LEDライトは搭載されていませんが、「充電器を別に持ち歩くのが面倒」という悩みを解決してくれる画期的な製品です。USBライトと組み合わせれば、日常の「ちょっとした明かり」としても活躍します。
10. PHILIPS 10000mAh モバイルバッテリー
ケーブル内蔵型で、持ち物をさらにシンプルにしたい方におすすめの一台。LightningとUSB-Cの2種類のケーブルが本体に収納されているため、別途ケーブルを持ち歩く必要がありません。
- スペック
- 容量: 10,000mAh
- 特徴: Lightning & USB-Cケーブル内蔵、LEDライト搭載、スタンド機能
本体にはスマホスタンド機能もあり、動画視聴などにも便利。LEDライトも搭載しており、日常のあらゆるシーンで「あってよかった」と思える機能が満載です。
11. CIO SMARTCOBY DUO 20W 10000mAh
クレジットカードとほぼ同じサイズという、圧倒的なコンパクトさが魅力。こんなに小さいのに10000mAhの容量と最大20Wの急速充電に対応しています。
- スペック
- 容量: 10,000mAh
- 出力: 最大20W
- 特徴: 超コンパクトサイズ、パススルー充電対応、LEDライト搭載
LEDライトも搭載されており、いざという時の懐中電灯としても使えます。とにかく小さいモバイルバッテリーを探しているなら、これ一択と言っても過言ではありません。
12. 上級者向けDIY!モバイルバッテリーとLEDテープで自作イルミネーション
少し変わった使い方として、モバイルバッテリーと市販の「USB式LEDテープ」を組み合わせる方法もあります。
- 必要なもの
- お持ちのモバイルバッテリー
- USB式LEDテープライト
LEDテープは、裏面が両面テープになっており、好きな場所に貼り付けられます。モバイルバッテリーに繋げば、キャンプのテント内を装飾したり、車中泊の室内灯にしたり、自宅のデスク周りの間接照明にしたりと、アイデア次第で様々な使い方が可能です。
特に大容量のモバイルバッテリーがあれば、長時間の点灯も可能。自分だけのオリジナル照明を作ってみたいという方は、ぜひ挑戦してみてください。
まとめ:あなたに最適なLEDライト付きモバイルバッテリーを見つけよう
この記事では、LEDライト付きモバイルバッテリーの選び方から、様々なシーンで活躍するおすすめのモデルまで、幅広くご紹介しました。
最後に、選び方のポイントをもう一度おさらいします。
- 利用シーンで選ぶ
- 防災用なら: 20000mAh以上の大容量、高輝度ライト、ソーラー充電機能など
- アウトドア用なら: 防水防塵、耐衝撃性能、ランタン機能など
- 日常使いなら: 10000mAh前後のコンパクト・軽量モデル
- 明るさ(ルーメン)で選ぶ
- 手元を照らすなら 〜100ルーメン
- 夜道を歩くなら 100〜300ルーメン
- メインの照明として使うなら 300ルーメン以上
- 信頼できるメーカーで選ぶ
- 迷ったらAnkerなどの人気メーカー製で、PSEマークのある製品を選ぶのが安心
LEDライト付きモバイルバッテリーは、日々の生活を便利にするだけでなく、災害などの「もしも」の時にあなたとあなたの大切な人を助けてくれる、心強いお守りのような存在です。
ぜひこの記事を参考に、あなたのライフスタイルにぴったり合った最高の一台を見つけてください。
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